千字文大会にむけて
- 霞月書道教室
- 2021年7月2日
- 読了時間: 2分
中国から伝わった
文字を学ぶには最適の教科書
「千字文」(センジモン)
一文字も重複せず四言二五〇句に編み上げた長編詩です。
この中には自然の節理から人の倫理道徳まで
地球上の森羅万象が詠まれています。
昔むかし、中国 南朝・梁(リョウ)の武帝が
息子の教育のために宮中の学者の殷鉄石(いんてっせき)に命じ
1千字を重複しないように選ばせました。
そのままでは学びづらいため
武帝はさらに周興嗣(しゅうこうし)に命じ、
覚えやすいように韻文を仕立てさせました。
周興嗣はたった一晩で四言二五〇句の詩を作ったそうです。
その作業の過酷さのため、頭髪が真っ白になってしまったという逸話もあるそうです。
その千字文ですが、
日本にも「論語」と一緒に伝来したといわれ
古の昔から書の学ぶ教科書として、広く手習いされてきました。
毎年、夏7月のこの時期には
学校法人扶桑学園 日本書道藝術専門学校と公益財団法人 日本書道教育学会の主催で
千字文大会が行われます。

日本書道教育学会HPより課題抜粋
一年に一回は「千字文」を学習することで
新たに気持ちがリフレッシュされ
書法も初心に帰ることで、さらに見つめることができます。
千字文大会は公募ですので
ぜひ、チャレンジしてみてください。
今日のところはここまで
最後までお読みくださいまして
ありがとうございました。
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